ストリートファイターブログ『レッドサイクロン』

対戦の合間にお読み物はいかがですか?

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モデルと共存する男

 

どこかで見たあいつら

突然だがクイズをひとつ。
下に挙げるキャラクターの共通点はなんだろうか?

M.バイソン
バイソン

ゴロバチョフ
ゴロビー

アンドレ
アンドレ

フェイロン
フェイロン

轟鉄
ゴウテツ

パルック・ホーゲン
ホーゲン

賢明な読者諸君ならおわかりだろう。そう、彼らの共通点は実在の人物がモデルになっている、ということだ。もはや説明不要だが、一応彼らのモデルとなった人物たちを紹介する。

マイク・タイソン
タイソン

ゴルバチョフ
ゴルバチョフ

アンドレ・ザ・ジャイアント
アンドレ・ザ・ジャイアント

ブルース・リー
ブルース・リー

天本英世
天本英世

ハルク・ホーガン
ハルク・ホーガン


彼らのようにキャラメイキングの際“実在の人物をオマージュとする”という手法には、いつくかの利点がある。まずはキャラクターのイメージを伝えやすいこと。バイソンのようにぱっと見にタイソンが連想されれば、詳しい説明がなくともパワフルなボクサーだと伝えられるだろう。ゴルバチョフにそっくりのゴロバチョフもソ連の指導者という立場が一目瞭然だ。そして人気を得やすいということも利点である。モデルが人気のある人物、また有名な人物であればあるほど、それをもとに作られたキャラは注目を浴びることができるのだ。スパII登場時、迷わずフェイロンを選んだブルース・リーファンも多いのではなかろうか。

ふご
俺、アンドレ・ザ・ジャイアント好きだから、コイツ使うわ!

それなら「実在の人物をそのまま出せばいいじゃん?」と思われるかもしれないが、有名人を実名でそのままゲーム出すのは肖像権の問題があり難しい。名前も「ハルク・ホーガン」を「パルック・ホーゲン」などともじってあるのもそのためだ。バイソンはタイソンと名前も似すぎていたため、海外ではバルログとベガと名前を入れ替えることになった。ゴロバチョフもストII初期の雑誌ではゴルビー(ゴルバチョフの愛称)と紹介されているが、のちにゴロバチョフになった。アンドレも名前がそのままだったため、ストIII3rdで再登場する際ヒューゴーという名前に変更されている。
ちょっと顔を変えて、ちょっと名前を変えて。『ストリートファイター』というゲームの世界で、実在する人物の代わりに活躍するのが彼らなのだ!

ボビーぼ
『新・豪血寺一族』にはボビーが。
実在の人物が登場するのは珍しい。
これはタレントとの正式な契約による。



モデルと共存する男

「実在する人物の代わり」-これが彼らの共通点だと説明したが、実はその中でひとりだけ少し立場の違うキャラクターがいる。フェイロンである。それは彼がストリートファイターの世界で唯一“モデルであるブルース・リーと共存している”という点だ。

えっ!?いるの?ストリートファイターの世界にブルース・リー本人いるの?とお思いだろう。これらを見ていただきたい。

1.春麗の部屋のポスター
ストII当時描かれた春麗のイラスト(月刊ゲーメストのストII増刊等に掲載)を見ていただきたい。春麗がダンベルでトレーニングしている様子が描かれているが、注目すべきはその部屋の壁。なんとブルース・リーのポスターが張ってあるのである。春麗もあこがれのカンフースターだ。

ブルース・リーは居る02
女の子の部屋っぽくない?
ブルース・リーのポスター。


2.さくらのスクラップ記事
続いてはさくらのスクラップ記事。彼女は『ストZERO2』で世界を旅する際、気になった新聞や雑誌の切り抜き、現地の写真、闘った相手の感想などを部屋のコルクボードにスクラップしている。その中にロサンゼルス格闘トーナメントで初優勝を飾ったケン・マスターズの記事があり、彼が次に挑むシアトルでの格闘大会に寄せた言葉が載っている。
「シアトルでの勝利は故ブルース・リー氏に捧げるよ。」
ケンお得意のリップサービスだが、これによりブルース・リーの存在と、彼が史実と同じく故人であることがわかる。(ブルース・リーの眠るレイクビュー墓地はシアトルにある。)
 
ブルース・リーは居る01
このほか、リュウがサガットを破った記事も。

3.ホンフゥの愛用ヌンチャク
最後はおまけであるが、『カプエス2』において春麗と登場する刑事ホンフゥ。愛用の武器はヌンチャクだが、彼にとっては拳銃よりも使い勝手がよいらしい。このヌンチャク、彼のプロフィールによると「ブルース・リーに憧れて愛用している」となっている。SNKワールドにおいてもブルース・リーは実在し、そしてカリスマ的な存在なのだ!

ブルース・リーは居る03
もとは『餓狼伝説』のキャラクター。
彼はジャッキー・チェンがモデルであろう。


と、このようにブルース・リーは、劇中でも実在する人物として描かれていることがわかるだろう。そうなると、フェイロンがブルース・リーに似すぎていることは少々問題ではないだろうか。実在する人物に似ていても本人の代わりであれば、劇中においてそのキャラがオリジナルである。しかしブルース・リーのいる世界で彼そっくりの存在であることは、本人のマネをしてると取られてもしかたがない。
以下、言い訳できないほどのブルース・リーそっくり芸を見てみよう。

そっくり芸02
カンフー着。
「考えるな、感じろ!」

そっくり芸03
ヌンチャクのキメポーズ。
勝利時にも使われる。

そっくり芸05
黒ずくめの仮面姿。
映画『グリーンホーネット』より。

そっくり芸01
黒パンツにグローブ姿。
映画『ドラゴンへの道』より。

そっくり芸04
白スーツに大きなサングラス。
オフで愛用しているものだ。


フェイロン以前にブルース・リーの活躍があったという事実。つまりストリートファイターの世界では、あのアクションや格好はフェイロンのオリジナルではなく、偉大なる先人ブルース・リーを真似たものだったということになる。

芸風は有名人のモノマネ…。そう!実はフェイロンの芸能界でのポジションは、アクションスターというよりモノマネタレントに近い!例えるならモノマネ番組でお馴染のアントキの猪木や長州小力ようなものだ!

いつかモノマネ番組でいっしょにお茶の間を沸かす日が来るかもしれない。
芸名はブルース・ソーで。

芸人仲間
フェイロンもこっち来いよ!
 
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プロフィール

りょう

Author:りょう
ストリートファイターの投げキャラ好きでパッド派。
ザンギエフやサンダー・ホークで十字キーをぐるぐる回します。



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