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ザンギエフは都知事になったのか?

 


ザンギエフは都知事になったのか?

ロシアの英雄ザンギエフ。彼は大統領の命により、レスリングによる国際交流に貢献してきた。そんな彼に「その後、日本に帰化、日本人女性と結婚し、東京都知事になった」との噂があるのをご存じだろうか。
ネットで検索すると、かなりの数がヒットする。この話の出どころは?そして真相は…?

外交
政治活動に貢献するザンギエフ。
「祖国のために!」


実はこれ、1992年に発刊された、新声社の『ストリートファイターIIダッシュ 月間ゲーメスト9月増刊号』が噂の出どころだ。同書に「FAREWELL FIGHTERS」というコーナーがある。「さらばファイターたちよ」という意味通り、ストIIの格闘家たちが戦いを終えたその後が描かれている。ガイルは娘の結婚式で駐車場の車をボコボコにする、ブランカは遺伝子工学の博士になる、横綱に昇進した本田はちゃんこ屋どすこい亭を海外進出させる、バイソンは映画俳優になりヒーローものや男女二役ものもこなす…などなど、ビックリ展開目白押しの内容だ。そんな記事の中で、なんとザンギエフは都知事になったと書かれているのだ!以下がその原文ママである。(※ケンがリュウに送った手紙、という形で書かれている)

“飛行機に乗る前に久々に「東スポ」を買ったが、おいなんなんだこりゃ?『国会にスクリューパイル!!新都知事豪語』 なんでロシアの熊がこんなとこでプロレスラー兼政治家やってんだよ。日本人のちっちゃい彼女がいるとか言ってたけど、ありゃ冗談じゃなかったのか?ひでぇ話だなぁ”

なっている。新しい都知事になっている。さらにプロレスラーとしての活動も継続中らしい。なんともびっくりする話だ。
しかしこの記事の書き出しをよく見てみよう。最後にマルで囲まれた栗という文字が見える。これはゲーメスト編集者の栗原桃郎氏のことである。そう、これはカプコンオフィシャルではなく、新声社スタッフによるものだったのだ。

栗原桃郎01
この記事のライターは栗原桃郎氏。

氏は、この記事のあとがきに「ストIIキャラは細かい設定がなされ、プレーヤーの想像する余地がほとんど残されていない。ここが個人的に不満」との旨をつづり、「で、どんなもんでしょうね?」と付け加えている。おそらくあとがきの文字数の関係で詳しく書けていないが、最後の「どんなもんでしょうね?」は「今回自分がストIIその後の話を想像したけどどんなもんでしょうね?」という意味だろう。

栗原桃郎02
「FAREWELL FIGHTERS」ライターによるあとがき。

どうやら新声社の編集者がザンギエフらの未来を想像して書いた記事が噂の真相らしい。結婚し日本に帰化したというのも、公職選挙法により日本の政治家が日本人にしかできないことからくる推測が、公式設定のように広まったのだろう。
この記事では、ケンとイライザは男女双子の子をもうけるが、みなさんご存知の通りストIIIで彼らの子供として登場するのはメルという男児のみである。この件はスパIV公式ブログの開発スタッフの質問コーナーにも取り上げられ、ケンらの子供が双子ではないとの回答がある。このことからも、この記事が公式ではないことがうかがえる。

男児ひとり
第18回:開発スタッフが質問に答えますコーナーにて。
(更新日時:2010年02月16日)


結論:ザンギエフが都知事になるというのは公式設定ではない。

ロシアへの愛国心の塊だったザンギエフ。敬愛する大統領と国際親善に努めていたのだ。そんな彼がそもそも、祖国を離れ日本の政界に身を置くはずがない。噂は噂で当然だろう。
いや待て…。今後、祖国より愛するものができたとしたら?その愛する者が日本人女性だったとしたら…?

ちっちゃい彼女
 
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プロフィール

りょう

Author:りょう
ストリートファイターの投げキャラ好きでパッド派。
ザンギエフやサンダー・ホークで十字キーをぐるぐる回します。



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