ストリートファイターブログ『レッドサイクロン』

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第1部 災禍 2.惑いの拳

 
第1部 災禍

2.惑いの拳

インドの修行僧ダルシム。彼は村人たちから慕われているヨガ・マスターだ。地元警官に技を教えていると、そこにリュウが現れた。はるばるダルシムに会いに来たようだ。
「頼みがある」
一言だけ言い、構えを取る。ダルシムもそれに応える。挨拶もなく拳を交えるふたり。よく「拳で語る」というが、リュウに関してはそれは例えではなく、まさに“文字通り”なのである。

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リュウvs.ダルシム

ダルシムとの闘いを終え、握った拳を見つめるリュウ。はっきりと言葉にはしないが、リュウは進むべき「真の格闘家への道」に、惑いが見られるようだ。それはきっと「殺意の波動」が関係しているのだろう。

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ダルシムはそれもお見通しのようだ。

「おぬしの心には波ひとつない。だが、押さえ込むだけでは、いずれ波に呑まれる。」

リュウは殺意の波動に呑まれてしまうのだろうか。ダルシムは続ける。

「今一度、おぬしが秘める波動と向き合うがよい。」


突如として妖しい男が現れた。その体からは黒い液体をしたたらせている。明らかに普通の人間ではない。

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「魂(たま)を呑む!」

リュウvs.ネカリ

魂を喰らわんと襲いかかるネカリに、苦戦を強いられるリュウ。
ヒトならざる力に呼応するように、リュウの内に眠っていた殺意の波動が呼び起こされる。
リュウの目は禍々しい光を発し、赤黒いオーラをまとった拳がネカリに打ち込まれようとしたその時―!

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「殺意の波動に呑まれてはならぬ!」

身を挺してリュウの暴走を止めたのはダルシムだった。

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ダルシムvs.ネカリ

ヨーガの力でネカリを退けたダルシム。距離を取り体勢を立て直す。すると急にあたりが闇に包まれた。空を見上げると、巨大な黒い物体が太陽を覆い隠している。リュウの頭の中に流れ込んでくるベガのイメージ。あの黒い物体はシャドルーの仕業なのか!?

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ネカリは「ゲテペ!」と意味不明な奇声を上げると消え去った。

あの男は何者だったのか。ダルシムは「戦士の魂を喰らう者」に心当たりがあった。その者は多くの戦士が必要とされる時、すなわち世界の危機に現れるのだ。
―世界の危機。黒い空を見上げ、リュウは戦いの始まりを感じていた。

【Pickup!】 謎の存在、ネカリ

ストVの新キャラクターであるネカリ。リュウやケンといった格闘家とは違い「精霊」とされ、人間ですらない謎に満ちた存在である。ネカリの出現は、ネカリのキャラクターストーリーで南米のとある戦士がそれを預言している。数百年に一度“闘いの刻”が訪れ、ネカリが現れる。ネカリは人外の力を以って、強き戦士を喰らうというのだ。戦士は、初め「赤き力を宿す、迷い進む者」、次いで「火の神に仕える者」を糧とするだろうと預言する。

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これはリュウとダルシムのことで間違いない。ゼネラルストーリーでネカリがリュウとダルシムを襲ったのは預言のとおりだったというわけだ。

しかしふたりはネカリを退け、ネカリの糧とはならなかった。見事ネカリの出現を言い当てた戦士だったが、リュウとダルシムの強さまでは予見できなかったようだ。それどころか預言者自身がネカリ喰われ、贄(にえ)となってしまう。預言者は自身に起こることは予見できないようだ。

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【Pickup!】 導きの焔、ダルシム

ストVで大きくデザインが変更されたダルシム。頭にはターバンを巻き、長いひげをたくわえ「導き照らす焔」のキャッチコピーも相まって、仙人かのような威厳をかもし出している。ヨーガの技にはさらに磨きがかかり、Vスキルとして空中浮遊(ヨガフロート)も身につけた。

それにしてもヨーガの技は、伸びる、消える、浮ける、と便利すぎではなかろうか。地元警官のマヘシュがネカリに襲われたとき、ダルシムはテレポートで助けに向かうのだが、その距離はおよそ1mしかなかった。

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そのくらい走れ!
 
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プロフィール

りょう

Author:りょう
ストリートファイターの投げキャラ好きでパッド派。
ザンギエフやサンダー・ホークで十字キーをぐるぐる回します。



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