ストリートファイターブログ『レッドサイクロン』

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「ござる」でござる

 
武神流忍術を体得し、第39代目継承者となったガイ。硬派で古風である彼は横文字を苦手とし「サイコパワー」を「サイコッパーワー」と発音したり、語尾に「ござる」をつけたり、いかにも忍者らしいしゃべりをする。

にんともかんとも
ニンニン!!

ん!?ちょっと待って!!
ガイが武神流忍者になった経緯をおさらいしてみよう。ストZEROからさかのぼること数年前。武神流の後継者を探していたゼクウは、ストリートファイトで大男にひるむことなく立ち向かっているガイの姿を見かけ、彼をスカウトしたのである。その詳細はストZEROのバックストーリーで語られ、電波通信社『ALL ABOUT ストリートファイターZERO』等で確認できる。ここに出会いの会話部分を引用する。

いきなりやってきた男(ゼクウ)に少年(ガイ)は軽くあしらわれていた。
「クソッ!」「今のは一体!?」
「これぞ武神流!私のもとに来い、お前の生きる道を教えてやる。」
座り込む少年にそっと手を差し伸べた。
「お前の名は?」
「俺の名は……ガイ」


ふたりのやりとりに違和感を覚えないだろうか?そう、ガイのしゃべり方が我々のよく知る忍者口調ではないのである。考えてみればそれもそのはず、ゼクウの教えを請うまでは、ガイはただのチンピラだったのだ。忍者口調であることのほうが不自然だ。ん?そうなると、ガイはいつから忍者口調なのだろう。師であるゼクウも「~ござる」などとは言わない。修行中に移ったわけではないのだ。そうなると、ガイの口調は後付けということになる。なんだあれ、わざとやってたのか…?

ござる
わ、わたしは…いや、拙者は…
そんなんじゃないよ…いや、ないでござる!


みなさんは心理学における“被服効果”というものをご存知だろうか。ユニフォーム効果ともドレス効果とも言われるが、簡単に説明すると「服装がその人の言動に影響を与える心理効果」のことである。警官が制服を身につけると勇敢になる、出社時にスーツにネクタイをすると身が引き締まる、白帯より黒帯を締めたほうがより力が発揮される…などといったもので、人は被服により自己操作され、その役割を果たそうとするのである。

ガイの場合は、忍び装束に身を包んだことで「忍者といえばやっぱりござる口調だよな!」「横文字苦手なほうがそれっぽいよな!」という被服効果が生まれたと考えられるのだ。そりゃそうだ、ガイの忍者歴はそこまで長くないのである。当然といえば当然なのだ。

しかしガイについて調べを進めていくと、それを覆す事実に直面した。『マイティファイナルファイト』や『ファイナルファイトタフ』において、ガイが“忍者の末裔”“にんじゃの ちをひく かくとうか”と紹介されているのだ!これはいったいどういうことなのか。

末裔02
忍者の血を引いているだと!?

末裔01
忍者の末裔だと!?


ガイがゼクウに見出され忍者の道へ入ったのは間違いないが、驚くべきことに、そもそも彼はスカウトされる以前から忍者の家系だったのだ!彼の家柄が今でも忍者家業をやっているのか不明だが、ひょっとしたら親や祖父母はござる口調なのかもしれない。
母「ガイ、起きるでござるよ!」
父「課長!それでは拙者、ドロンするでござる。」
祖父「これからゲイトッボールーじゃ!」

などと日常的に忍者口調に囲まれた環境で育ったならば、ガイも忍者となった時、自然にござる口調が出たのもうなずける。

たしかに、元・モーニング娘の辻希美の娘(※)や梅宮辰夫の娘・梅宮アンナなど、芸能人の二世が芸能界にスカウトされたという事例がある。スカウトマンも自分が声をかけた子の親が有名芸能人だと知り、驚いたに違いない。※デビューには至っていない。
ゼクウは現代における非常に稀な“忍者のスカウト”において、“忍者の家系の少年を引き当てる”という、まさに神がかり的な確率のことをやってのけたのだ。驚異の目利きである。



珍しい
ふうん。忍者って珍しいんだあ。
 
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プロフィール

りょう

Author:りょう
ストリートファイターの投げキャラ好きでパッド派。
ザンギエフやサンダー・ホークで十字キーをぐるぐる回します。



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